ビジネスオーナーさまの多くが開業されたときなどにホームページを開設されることは、今では一般的になりました。ですが、そもそもホームページは企業にとってどのような位置づけとなるのでしょうか。なぜホームページを開設するのでしょうか。こちらの記事では企業にとってのホームページを整理するポイントを紹介します。
ホームページとは
ホームページの始まりと普及
世界初のホームページは1991年に遡ります。欧州原子核研究機構(CERN)のティム・バーナーズ=リーが、最初のウェブページを公開しました。このページには、World Wide Webに関する情報や、フォーマット、プロトコル、ウェブページの作成方法が記載されており、現在のインターネットの基盤となるHTMLタグを使用して作成されています。
内容としてもテキストの情報が中心でシンプルなホームページですが、インターネット上でユーザーに対して情報を効率的に共有するという、新たな時代の幕開けとなりました。
現在でもこのホームページは記念として公開されています。
<https://info.cern.ch/hypertext/WWW/TheProject.html>
日本では翌年の1992年に文部省の高エネルギー物理学研究所計算科学センターが、日本初のHTMLによるホームページを公開しました。
こちらも保存、公開されています。
<https://www.ibarakiken.gr.jp/www/>
その後、ウェブ技術は急速に進化しました。1994年にはティム・バーナーズ=リーが欧州原子核研究機構(CERN)と共同で、ウェブ標準の策定を進めるWorld Wide Web Consortium(W3C)が設立します。W3CによりWWWで用いられる技術の標準化や相互運用性が確保され、ウェブサイトのデザインや機能が大幅に向上し、現在のようなインタラクティブで多機能なウェブサイトが可能になりました。
なお、この1994年にロボットが自動的にホームページ等を自動的に収集してデータベース化した検索サイトの「Infoseek」や現在でも私たちに馴染みがある「Yahoo!」が誕生しています。
企業にとってのホームページ
では、情報の共有からスタートしたホームページは、企業にとってどのような位置づけでしょうか。もちろん、企業と顧客、企業とインターネットユーザーの情報共有というのは、現在も変わらないと思います。
では情報共有も含み、ポイントを以下に記載します。
ブランドイメージの構築
インターネットが普及した現在、ホームページは企業の顔とも言えます。その為、ブランドイメージを形成する重要なツールです。ホームページ内に掲載したデザインやコンテンツを通じて、企業の価値観やビジョンを伝えることができます。
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ホームページの中でも特に「企業概要」のような企業情報のページは、会社のブランドイメージに影響を与えやすいといえます。どのような要素を入れるべきか、以下で解説しています。
企業情報ページは会社の名刺代わり!?
情報発信の拠点
新たな製品の情報やサービス内容、企業ニュースなどが顧客や取引先への情報発信の中心となります。
例えばテレビCMやニュースリリースの枠では伝えきれなかった内容の掲載や詳細資料のダウンロードに、
「詳しくはこちら」とホームページへ誘導することで、情報発信の拠点となります。
マーケティングと集客
ホームページへ誘導するためのSEO対策や誘導した後に閲覧するコンテンツマーケティングを通じて、新規顧客の獲得や既存顧客との関係強化を図ることができます。また、SNSと連携することで、より広範なマーケティング活動が期待できます。
その際、ホームページへの流入や離脱などを分析するアクセス解析ツールをホームページに追加することをおすすめします。
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コンテンツマーケティングについての理解を深めたいなら、こちらの記事も併せて確認しておきましょう。
SEOとコンテンツマーケティングについて
顧客サポート
顧客やユーザーからのよくある相談と解決方法を記載したFAQや対応するチャットボット、企業と連絡を取るための問い合わせフォームなどを設置することで、顧客サポートの効率化と顧客満足度の向上を図ることができます。
信頼性の証明
ホームページは企業の信頼性を示すための重要な要素となります。例えば、法人口座の開設や資金調達、入札案件に参加する際に、ホームページの存在が求められることがあります。
ホームページと呼ばれるサイトの種類と目的
元々ホームページは情報の共有をするために作成されましたが、現在は「ホームページ」の言葉だけでは、具体的な説明をすることが困難になりました。内容や目的別に作られたホームページの例を以下に記載します。
ポータルサイト
ポータルサイトとは、Yahoo! JAPANやGoogleといったウェブサイトを指します。これらのサイトは特定の情報を集約して、ユーザーが一箇所で多角的な情報にアクセスできるようにしています。
また、ニュース、天気予報、ショッピング、検索機能など、さまざまな情報を一箇所に集めることで、ユーザーが簡単に必要な情報にアクセスできるようにします。
ユーザーも情報を得るために複数のサイトをそれぞれ訪れる手間がなく、必要な情報を効率的に取得できます。
コーポレートサイト
コーポレートサイトは、企業の公式情報を提供する場です。企業のビジョンやミッション、価値観や企業に関するさまざまな情報(企業概要、事業内容、採用情報、IR情報など)を一元的に提供することでブランドイメージを強化し、顧客や投資家、求職者などに対して信頼性を高める役割を果たします
企業にとってのホームページは主にコーポレートサイトを指します。
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コーポレートサイトを営業担当として活用するコツ
サービスサイト・ランディングページ
特定の目的を持って設計されているホームページとして、サービスサイトやランディングページがあります。
①サービスサイトでは特定のサービスや製品に関する詳細な情報を提供するために設計されており、複数のページで構成されることが多く、ユーザーに商品やサービスなどの情報を深く理解してもらうような構成となっています。
②ランディングページは、訪問者に商品の購入、資料請求、問い合わせなどのアクションを取らせることを目的としており、必要最低限の情報を提供した上で、特定のアクションに集中させる構成となっています。
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そもそもサービスサイトがどのような工程を経て作られるのかわからない方は、以下でおさらいしましょう。
サービスサイト制作とは
メディアサイト
メディアサイトは企業(個人)が自らのコンテンツを発信し、ユーザーとの関係を築くためのホームページです。
高品質なコンテンツを定期的に発信することで、検索エンジンの評価が向上して自然検索からの流入が増加するSEOの効果があります。また、見込み顧客に対して有益な情報を提供し、問い合わせや資料請求などのアクションを促すことで、リード(見込み顧客)の期待もできます。
ホームページの効果
集客効果
SEO対策やオンライン広告を活用することで、ネット経由での集客が可能となります。ホームページに誘導することで、新規顧客の獲得が期待できます
マーケティング活動
例えばGoogle社が提供しているアクセス解析ツールを使って、訪問者の行動を分析した結果をマーケティング戦略に活用できます。分析した結果を元に、次のアクションで効果的なプロモーション活動が可能となります。
企業認知・情報の伝達
ホームページがあることで、企業の信頼性やブランド力、サービスの認知度が高まります。特に、詳細な企業情報や顧客の声を掲載することでさらに信頼感を顧客やユーザーに伝えることができます。
売上向上やコストの削減
ホームページは24時間365日稼働しているため、いつでも顧客やユーザーがアクセス可能です。真夜中でも注文の受付やホームページ上で購入することもできます。また、オンライン上での情報提供や対応が可能になるため、紙媒体の資料や電話対応のコストを削減できます。
ホームページの課題
ホームページの制作
ホームページを制作する最初の段階ではいくつか課題があります。例えば以下のポイントです。
目的を明確にする必要がある
ホームページを制作する目的が曖昧だと、デザインやコンテンツの方向性が定まらないため、効果的なホームページを作ることが困難になります。
制作予算とコスト
ホームページの制作にはデザインする費用や開発・構築費用などが必要となります。予算とコストのバランスを考えながら、制作を進める必要があります。
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ホームページに係る費用について、以下の記事でサイト別の目安を紹介しているのでぜひ確認してください。
ホームページ作成費用を決める3つのポイント!サイト別相場も
コンテンツの準備
ホームページを魅力的で効果的にするにあたっては、良質なコンテンツを準備する必要があります。特に、文章や画像、動画などの素材を揃えるだけでも時間と労力が必要ですので前もって準備が必要です。
技術的な知識
ホームページの制作には、最低限HTMLやCSS、JavaScriptなどの技術的な知識が必要です。これらの知識が不足している場合、内製だと学習するための費用や期間が必要となります。または外部の専門家に依頼する必要があります。
ホームページの運用
ホームページを制作した後の段階では、運用面で課題があります。例えば以下のポイントです。
ホームページの更新
ホームページの更新が滞った場合、掲載している情報が古いままという可能性があります。その結果、企業への信頼性が低下する恐れがあります。特に企業名や住所、電話番号などの連絡先は重要です。また、来店型の企業の場合は営業時間や営業日などが更新されていない場合は顧客やユーザーに不信感を抱かせることとなります。
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日々の更新に加えて、大きなサイトリニューアルが必要なケースもあります。ホームページのリニューアルのタイミングに迷っている方は、こちらの記事を確認しましょう。
ホームページをリニューアルするタイミングとは?
SEO対策の不足
ホームページを制作し、公開しても検索エンジンの最適化(SEO)対策が不十分だと検索結果で上位に表示されません。ホームページを検索結果の上位に表示されないということは、ユーザーがホームページへアクセスできないので見込み客を獲得できない可能性があります。
ホームページの管理
ホームページを運用するにあたっては管理面で課題があります。例えば以下のポイントです。
セキュリティのリスク
ホームページに適切なセキュリティ対策が施されていない場合は、ハッキングやデータ漏洩のリスクが高まりますので、SSL証明書の導入や定期的なセキュリティチェックが重要です。また、ホームページを管理するアカウントのIDやパスワードについても適切な管理が必要です。
ホームページ維持のコスト
ドメインやサーバーの維持費、外部に更新を委託する際の費用など、ホームページを管理するには一定のコストが必要となります。
まとめ
以上、こちらの記事では企業にとってのホームページについて紹介しました。現在ホームページは1企業:1ホームページではなく、目的別において制作することが一般的になりました。ですが、新たなホームページを制作するには「ホームページの課題」で紹介した内容をクリアしていく必要があります。内製で進めることが可能なビジネスオーナーさまであれば問題ないかと思います。
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