急いで!ホームページのスマホ対応

NTTドコモ モバイル社会研究所の2024年1月の調査によると、日本国内で携帯電話を所有する人のスマートフォン比率は97%に上るそうです。完全に市民権を得たスマートフォン向けに、企業のホームページもスマートフォン対応(以下「スマホ対応」)が進んでいます。「スマホ対応した記憶は無いけど、スマートフォンからもホームページは見られるから、きっと対応出来てるはず」という方!残念ながら、スマホ対応はスマートフォンから閲覧できるだけじゃダメなんです。今回はホームページのスマホ対応について解説します。コラムを読んで、自社のホームページがきちんと「スマホ対応」出来ているかチェックしてみてください。

※モバイル社会研究所「【モバイル】2024年調査 スマートフォン比率97%:2010年は約4%(2024年4月15日)
(https://www.moba-ken.jp/project/mobile/20240415.html)

今や当たり前!ホームページをスマホ対応すべき理由とは

理由① パソコン<スマートフォンの今

ポケットに入るサイズでありながら、いつでもどこでもインターネットで世界中とつながれるスマートフォンは今や、私たちの暮らしに無くてはならないものになりました。総務省の2021年の調査によると、デバイス別のインターネット利用率(個人)は、スマートフォンが68.5%と、パソコンの48.1%を20.4ポイント上回っています。「パソコンからホームページへアクセスする人より、スマートフォンからアクセスする人が増えた」、この事実だけでもスマホ対応は必須と言えるでしょう。
※総務省「令和4年 情報通信に関する現状報告の概要」

理由② SEO対策

Googleは2015年4月21日に1回目、2016年5月12日に2回目の「モバイルフレンドリーアップデート」をおこなっています。これ以降、スマホ対応の有無がホームページの評価の重要な項目として、検索結果にも大きく影響を及ぼすことになりました。ユーザー体験を向上させる要素を評価するGoogleとしては、大きくなり続けるスマートフォンユーザーの声を無視するわけには当然いかなかった、というわけですね。

理由③ ユーザビリティの向上

スマートフォンでホームページを閲覧した際、スマホ対応していないとわかると私は直ぐに他のウェブサイトへ移動します。なぜなら、ストレスが溜まるから。スマホ対応していないホームページは、記事が読みづらい、画像が見づらい、画像が表示されるのが遅い、ボタンやリンクをクリックしづらい…挙げればきりがないほど、ユーザーを苛立たせる要素に満ちています。閲覧行動そのものがストレスになってしまうため、離脱率が上がるのも当然です。スマホ対応がされているか否かは、ユーザーにとってそのホームページに留まるか、他のウェブサイトへと立ち去るかの重要な判断材料なのです。

スマホ対応に欠かせない5つのポイント!

パソコンとは画面の大きさも操作方法も異なるスマートフォンなどのデジタルデバイス。スマホ対応では、その特性を理解してホームページに反映させる必要があります。ここからは、スマートフォンで閲覧・操作しやすいホームページに欠かせないポイントを見ていきましょう。

1.画像やコンテンツをスマートフォンサイズに調整する

スマホ対応していないホームページにありがちなのが、画像が大きすぎてレイアウトを崩しているパターンです。極端なケースだと、画像の横幅がスマートフォンの画面に入りきらずに途中で切れてしまっていることも。コラムなどのコンテンツも同様で、パソコンサイズのままでは縦に長くなりすぎて、読むのに苦労する表示になってしまう場合があります。こういった状況を防ぐため、画像やコンテンツはサイズ調整をおこない、スマートフォンで見た場合に不自然な表示になっていないかをチェックしましょう。

2.重要項目は上部に配置し、文字の大きさ、文章の折り返し位置に注意する

手間をかけて作ったホームページ、コンテンツは全て見てもらいたい!というのが制作者側の正直な気持ちですが、スマートフォンでは上から下へスクロールして閲覧するため、どうしても下部になるほど離脱する可能性が高まります。ユーザーに伝えたい重要な事柄はポイントを絞って、最初に目に入る上部に表示するようにしましょう。また、文字の大きさや文章の改行もスマホ対応では大切な要素です。ユーザーになったつもりで、文字が小さすぎないか、文章の改行位置は適切かを確認しましょう。

3.電話はクリックして発信できるようにする

ホームページで自社の商品やサービスについて知ったユーザーが、その後すぐに問合せや、申し込みをおこなうことを想定して、クリックすれば発信できるボタンをわかりやすい場所に配置する必要があります。電話番号が表示されているページを探しているうちにユーザーの熱が冷めてしまうことがないよう、電話の発信ボタンは目立つところに置きましょう。

4.片手で操作が出来るレイアウトにする

スマートフォンは片手で簡単に操作出来るのが魅力の一つです。そのため、サイトメニューやクリックボタンは片手で操作が可能な位置に配置すべきです。また、クリックする際に、リンク同士が近すぎると操作誤りを誘発するため注意が必要です。

5.表示速度を確認する

ホームページの表示速度が遅ければ、ユーザーがストレスを感じるだけでなく、検索エンジンからの評価も下がってしまいます。1~4のポイントを押さえてホームページのスマホ対応が完了したら、必ず表示速度を測定してみてください。測定には次の章で解説している「ページスピードインサイト(PageSpeed Insights)」という無料ツールがお勧めです。

ツールを使ってスマホ対応をチェック!

自社のホームページをスマホ対応してみたけど、本当に大丈夫かな…と、心配になったら以下のツールで確認してみてください。

Googleサーチコンソール

「Googleサーチコンソール」はGoogleが無料公開しているツールで、スマホ対応が出来ているかをチェックしてくれます。左サイトバーの「エクスペリエンス」をクリックして「ウェブに関する主な指標」の「モバイル」のところを確認してください。このテスト結果が「良好」と表示されていれば、OKです。(モバイルフレンドリーなサイトということです)もし、「修正が必要」と表示された場合も落ち込まなくて大丈夫です。スマホ対応に向けて、修正すべき点が合わせて表示されます。

ページスピードインサイト(PageSpeed Insights)

「ページスピードインサイト」は、Googleサーチコンソール同様、Googleが無料公開しているホームページの表示速度を測定・評価する分析ツールです。使い方もGoogleサーチコンソール同様、自社のホームページのURLを入力するだけで、その読み込み速度をスコアで表示してくれます。速度の評価だけでなく、こちらも改善ポイントが提示されるため、スマホ対応の改善に役立ちます。ページスピードインサイトの優れた点はモバイルデバイスとパソコン両方に対応しており、一度の分析でそれぞれの分析結果を確認できることです。


ホームページは企業の名刺とも、看板とも言われている今日、スマホ対応は避けて通れない課題です。それだけに、自動変換ツールやスマホ対応を代行するプロフェッショナルも多く存在します。自社内で解決することが難しいと感じれば、まずはプロに相談してみてください。案外「案ずるより産むが易し」かもしれませんよ!


NTTタウンページでは、ホームページ制作・運用サービス「デジタルリード」をご提供しています。
2019年のサービス提供開始以降、累計40,000件を超えるホームページを制作・運用し、個人事業主、中堅・中小企業をはじめとした多くのビジネスオーナーさまにご利用いただいてきました(2024年10月現在)。
これまで培ってきたNTTグループの知見とノウハウを活かして、多種多様なサービスと充実のサポート体制で、忙しいビジネスオーナーさまのホームページ制作から公開後の運用に至るまで、責任を持ってサポートいたします。

デジタルリード(ロゴ)

ホームページ制作・運用サービス「デジタルリード」の特長

特長①
ホームページ制作・運用はNTTグループの専門スタッフがフルサポート!

特長②
さまざまな目的のホームぺージ制作に対応、デザインも洗練!

特長③
ネットショップ・予約機能など、ホームページでの成約に導く充実機能多数!

ホームページは「制作して終わり」ではなく、その後の集客や売上アップなど目的とする「成果」につなげてこそ価値があります!
「インターネット・Webが苦手なのでサポートしてほしい…」
「競合に”勝てる”ホームページをめざしたい」
など、当社は全てのビジネスオーナーさまのホームページ活用に関するお悩み・課題に寄り添い支えます。
ぜひ、あなたのホームページの全てをお任せください!

※Google、Googleサーチコンソール、ページスピードインサイト(PageSpeed Insights)は、Google LLCの登録商標または商標です。