店頭販売している事業主さまがインターネット上でも商品を販売したいと考えることは多いと思います。店舗販売をしながらオンラインでも販売するとなると、商品の在庫管理が複雑になることが不安で諦める方も多いと思います。Shopify(ショッピファイ)はサブスクリプション型のソフトウェアで、ネットショップを出店できるだけでなく実店舗と販売を同時に管理することができます。また代金の支払い、商品発送も一元的に管理できるため多くの事業者さまが利用しています。
Shopify(ショッピファイ)とは
Shopify(ショッピファイ)の概要について説明します。Shopifyは、カナダのオタワに拠点を置く多国籍eコマース企業が提供するオンラインストアのeコマースプラットフォームです。公式サイトの情報*によると、世界175ヶ国以上で、数百万以上の店舗に利用されています。オンラインストア機能が充実しているだけではなく、店舗販売管理(アプリ)・決済に関するサービスも豊富で、店舗販売管理用アプリPOSを利用することでオンラインと実店舗の在庫の同期ができ1つのアカウントでどのデバイスからでもストアを管理することができます。また、初期費用は不要で定期課金型となっており、個人事業主向け・少人数チーム向け・複数人向け・大規模店舗向けの4プランあり事業主さまのニーズにあったプランを選ぶことができます。
*2024年10月時点 NTTタウンページ社調べ
Shopify(ショッピファイ)の基本機能
オンラインストア機能
Shopifyのオンラインストア機能はECサイトの制作、情報をサイトにアップし閲覧できるようにする、決済方法を選択するサービスです。デザインやサイト制作の知識がない事業主さまでも簡単にオンラインストアが作れるよう、テーマが複数用意されています。自分のビジネスモデルに合ったショップのテーマをShopifyテーマストアで探し、カスタマイズすることで商品販売からブログ記事のアップロード、新規ページ作成などが可能です。また業界別のおすすめテーマから自分のビジネスに合ったテーマを選ぶこともできます。テーマを利用すれば、制作会社を通してサイトを作成する、またはデザイナーやエンジニアに依頼する必要がないため、初期費用を抑えることにもつながります。セキュリティやアップデートなどの管理もShopifyがおこなっているため、サイトのメンテナンスを気にすることなくストアの管理に集中できます。またサーバー機能も備わっていることからレンタルサーバー等を契約することなく、オンラインストアをオープンできます。
店舗販売管理
ShopifyPOSは、Shopifyが提供する販売情報管理システム(POSシステム)です。Shopifyのどのプランを申し込んでも、Shopify POS LiteというPOSシステムを無料で利用できます。オンラインストアの商品管理や販売データ分析だけではなく、実店舗での対面販売の際の決済にも使用できます。Shopify管理画面からPOSチャネルをインストールし、その後お持ちのスマートフォンやタブレット端末にアプリをインストールするだけで利用できます。またShopifyペイメントに登録し、管理画面から有効化すると決済の受付ができます。VisaやMasterCardといったクレジットカードでの支払いからApple Pay、PayPalなどさまざまな決済方法に対応しています。
販売分析・販売強化
お客さまの購買行動を分析して売り上げを増やしたいと考えている事業主さまも多いと思います。Shopifyはオンラインショップへの訪問者数や売り上げなど、ストアのアクティビティをリアルタイムで確認できます。またデータ分析の機能もあるため、集客レポートや行動レポートといったデータや、訪問者が商品検索のために使ったワードなども分析し、適切なアプローチ方法を見つけることができます。ブログを使ったコンテンツマーケティングの強化、SNS広告などさまざまな手法を用いることが可能です。またマーケティングレポートを使えば長期的なビジネス戦略を立てるのにも役立ちます。
Shopify(ショッピファイ)のメリット
メリットとして、まずは低コストで導入が可能であることが挙げられます。Shopifyでは各プランで14日間の無料トライアルが設定されており、実際にShopifyの基本的な機能を体験することができます。また、最初の3カ月間は月額1ドルで利用できるため、初月から定額料金が発生するシステムに比べて導入しやすく、自社ECを試してみたいと考えている方にとって導入のハードルが低いシステムです。
次に、50の言語と130カ国以上の通貨に対応しているため国を問わず自社製品の販売ができることから、越境ECや海外販売に挑戦しやすいことが挙げられます。
更に決済方法の豊富さもメリットとして挙げられます。初期・導入費用0円で利用できるShopifyペイメントを導入すれば、「Shop Pay」「Apple pay」「Google pay」も利用でき、その他PayPalやコンビニ決済・銀行振込・キャリア決済など実に100種類以上の決済方法に対応しています。
※2024年10月NTTタウンページ調べ
Shopify(ショッピファイ)のデメリット
デメリットとして、まず運用コストが高くつく可能性があります。低コストで導入できる反面、例えば贈答用のラッピングやのしの設定を追加するなど、必要な機能を導入するために有料アプリを利用すると追加の運用コストが発生します。
次に、英語スキルが必要な場合があります。Shopifyは海外発のシステムのため英語解説しかない詳細なマニュアルがあります。そのためShopifyを使いこなすには、英文を読解できる程度のスキルが必要になります。
更に簡単な自社EC構築であれば、基本的な機能だけで可能ですが、高度な自社ECを作りたいなら、専門的なスキルが必要となることは否めません。特にカスタマイズにおいてはコーディングが必要となることが多く、HTMLやCSSなどウェブ関連の知識が必要です。
Shopifyは簡単にオンラインストアを開設できるEコマースプラットフォームとして、多くのビジネスオーナーに支持されています。 その利便性と多機能性から、特にスタートアップや中小企業にとって魅力的な選択肢となっています。初期費用が低く、月額料金もビジネスの規模に応じて選択可能なところ、さまざまな決済方法に対応している部分等メリットが豊富です。その反面、オンラインストアを充実するには有料アプリの購入が必要な場合や、専門知識や英語スキルが必要な場面が出てくるでしょう。これらのポイントを考慮し、他のECプラットフォームと比較して事業主さまのビジネスに合うプラットフォームかどうかを判断してください。
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2024年10月執筆
※Shopifyは、ショッピファイ インコーポレイテッドの登録商標または商標です。
※Visaは、ビザ インタ-ナシヨナル サ-ビス アソシエ-シヨンの登録商標または商標です。
※MasterCardは、マスタ-カ-ド インタ-ナシヨナル インコ-ポレ-テツドの登録商標または商標です。
※Apple Payは、Apple Inc.の登録商標または商標です。
※Paypalは、PayPal, Incの登録商標または商標です。
※Shop Payは、ショッピファイ インコーポレイテッドの登録商標または商標です。
※ Google payは、 Google LLCの登録商標または商標です。
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