インターネットで、ある商品やサービスについて検索したときに、その商品やサービスについてのホームページのリンク先として、その企業や店舗の「公式ホームページ」や「企業(店舗)ホームページ」が設定されていることがありますよね。近年、1企業(店舗)1ホームページではなく、複数のホームページを持つ企業(店舗)も増えてきています。たとえばメインとしての公式ホームページと特定の地域や商品、サービスに特化したLP(ランディングページ)を保有しているケースが多くみられます。ここでは、ホームページを複数持つことのメリットや注意点についてご紹介していきます。
ホームページを複数持つことのメリット
ホームページを複数持つことで、さまざまなメリットがあります。ここではどのようなメリットがあるのかご紹介します。
メリット①~専門性と集客効果~
すでにホームページをお持ちの方も、メインの公式ホームページとは別に、特定の地域や商品、サービスに特化したLP(ランディングページ)として2つめのホームページを持つことは集客効果が期待できます。ホームページが複数あるということは、単純に考えてインターネット上の窓口が増えることになります。ホームページが2つなら2倍に、3つなら3倍に、といった具合です。そして、それに伴いホームページの合計のアクセス数が増えます。ホームページの集客力は、「アクセス数(お客さまの数)」×「ホームページの成約率(お問い合わせ率)」で決まるので、アクセス数が増えるというのは、集客にとって重要な要素になります。また、複数のホームページを持つことによって、それぞれ専門性の高い内容にできるため「異なるターゲットにアプローチが可能」になります。それぞれのホームページで、設定したキーワードに関する内容にまとめることで、その情報を求めているユーザーに訴求しやすくなります。
メリット②~SEO効果~
ホームページを複数持つことのメリットとして、狙ったキーワードごとにホームページを分けることでSEO効果を高めることもできます。ひとつのホームページに複数の商品やサービスを羅列するよりも、ひとつに絞り込んだホームページのほうが、ユーザーに専門性が高いという印象を与えることができ、安心感や信頼感も高めることができます。また、どれだけ内容を詰め込んだホームページでも、ユーザーが検索エンジンで検索をした際に結果として表示がされないと、アクセスにはつながりません。アクセスされないホームページは実質存在していないのと同じです。そのためSEOの対策は不可欠といえます。そのSEO対策のひとつとして「被リンク対策による価値の向上」があります。被リンクというのは、他のホームページからリンクされている状態のことです。関連性の高いホームぺージから被リンクをされることにより、検索エンジンでは「このホームページは質が高くそれだけ内容に価値がある」と認識されます。それが検索順位の向上などにつながるのです。ご自身で運用している複数のホームページ同士をリンクすると安全な被リンクが実現でき、調整も簡単ですのでおすすめです。
メリット⓷~コンバージョン率の向上~
集客効果、SEO効果を高めると、コンバージョン率向上の期待も高まります。例えば、既に税理士事務所のメインの公式ホームページをお持ちで、「会社設立サポート」と「相続税申告相談」といった、各サービスに特化したLP(ランディングページ)を作成し、それぞれ検索キーワードを設定するとします。このような形で複数のページを保有すると、「会社設立サポート」のLP(ランディングページ)には、おのずと「会社設立」に興味のあるユーザーが集まるようになります。また、「相続税申告相談」のLP(ランディングページ)には、「相続税申告」に興味のあるユーザーが集まるようになります。それぞれの内容に特化したページですので「そのサービスに興味がある、そのサービスを必要としているユーザー」が効率よく集まるようになり、コンバージョン率(お問い合わせ率)は上がりやすくなります。
ホームページを複数持つときの注意点
メインとしての公式ホームページと特定の地域や商品、サービスに特化したLP(ランディングページ)のように複数のホームページを持つと、集客効果やその先のコンバージョン率向上効果が期待できます。一方で、複数のホームページを持つときの注意点もあります。ここではホームページを複数持つときの注意点についてご紹介します。
注意点①~質の良いコンテンツ~
ホームページを商品やサービスごとに複数に分けただけでは意味がありません。それぞれのページにおいて質の良いコンテンツが充実していることが大切です。中には複数のホームページにわけてしまうと、その分、検索結果がわかりにくくなってしまうのではと心配な方もいるでしょう。ところがそうではありません。商品やサービスなどのテーマごとに内容を絞っていることにより、むしろ検索結果としては、正しく上位表示されることにつながります。また、ひとつのホームページ内で複数のサービスをアピールすると「何でも屋さん」のようになり、ユーザーから見て自分が求めている目的のものがあるのかどうかわかりにくい印象を与えてしまいます。商品やサービスが絞られていたほうが「専門家」や「専門店」のような印象を与えることができ、ユーザーからの信頼度も上がります。その結果、アクセス数の向上などにも期待できるでしょう。
注意点②~1ドメイン1テーマ~
SEO対策の観点からみますと、1ドメイン1テーマの原則が大切です。GoogleやYahoo!などの検索エンジンは、「そのホームページには何に関する内容が書かれているのか?」ということを気にしています。そして、ユーザーの検索ワードに対して質の高い情報が詰まったコンテンツのホームページがそのテーマに関連するキーワードで検索されたら上位に表示させよう」と考えて、上位表示されやすくしてくれます。逆にテーマが絞られていないと「このホームページは何に関連しているのか分かりづらいな…。検索順位はそこまで上位にしなくていいだろう」と考えてしまい、検索順位が上がりにくくなってしまいます。複数のテーマがまとまった総合的なホームページより、ひとつのキーワードに特化したホームページのほうがSEO対策の効果も表れやすく、結果として早く集客効果をもたらすことができます。
注意点⓷~運用時間の確保~
メインのホームページに加えLP(ランディングページ)を制作する場合、公開後の運用時間のことを事前に考えておくこともおすすめします。なぜなら、複数のホームページの効果を出していくためには、運用に時間を割けるかがポイントとなるからです。ホームページは公開後も定期的にセキュリティ対策やコンテンツの更新などの運用が必要です。保有しているホームページがひとつであるならあまり負担にはならないかもしれません。しかし、複数のホームページを保有するとなると、その負担はホームページの数だけ増えていくことになります。もしもリソースなどの関係で複数のホームページの運用時間の確保が難しいようなら、複数のホームページを持つことがむしろ逆効果になってしまう恐れもありますので、注意しなければなりません。無理のない範囲でホームページを使い分けることを忘れないようにしましょう。
ホームページを複数もつことは、それぞれのページの専門性を高め、集客効果やSEO効果、コンバージョン率の向上などにつながり有益です。そしてホームページの運用にはコンテンツの追加や更新などの作業が不可欠です。だからこそ、徐々に増やしていくことをおすすめします。たとえばアピールしたい地域、商材、サービスなど、テーマを3つに絞ったときに、3つのホームページを同時期に立ち上げて、運用を始めたいと思われるかもしれません。もちろん先に述べたリソースなどがしっかりと確保できているのであれば、問題はありません。しかしそうでない場合には、最も優先度の高いテーマのホームページをひとつ立ち上げ、実際に運用しながら2つめ、3つめのホームページを増やしていくといいでしょう。ユーザーのさまざまニーズに応えられる価値のあるホームページにするためにも、制作から運用のサポートまでをプロにお任せすることをおすすめします。
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