ホームページについてのユーザーインタビューとは

ユーザーインタビューという言葉をお聞きになったことがあるでしょうか。
文字通り「お客さま(ユーザー)」への「聞き取り(インタビュー)」を行う調査手法のことをいい、主にユーザーの行動、ニーズ、感情などを深く理解し、自社のサービスや製品の改善に役立てるために行います。会社にとってユーザーに提供するあらゆる商品やサービス(ホームページも例外ではありません!)でユーザーの声に耳を傾けることは極めて重要です。ここでは、ユーザーインタビューの定義や目的、ホームページを例にしたユーザーインタビューの手法などについて紹介します。

ユーザーインタビューって何?

まず、ユーザーインタビューの概要とその目的についてご説明いたします。

ユーザーインタビューの概要

ユーザーインタビューとは、前述したとおり商品やサービスなどを実際に利用しているユーザーに対して、その使い勝手や体験、使用してみての感想などを直接聞く調査方法のことです。インタビュアーがユーザーに対話形式で一対一で質問し、具体的なフィードバックや潜在的なニーズを引き出します。定量データよりも数値では表せない定性的な情報が重視され、ユーザーの行動や感情に基づいた深い洞察を得ることが期待できます。
難しく書きましたが、ユーザーインタビューとは要は「自社のお客さまからインタビュー形式で詳しくお話を聞く」ことを言い、お聞きする中身は、お客さまが手に取る、または目にする自社の商品、サービスなどについて、ということになります。この「自社の商品・サービス」は有形・無形を問いませんので、例えばホームページなどのPR・宣伝媒体も含まれます。

ユーザーインタビューの目的

ユーザーインタビューの目的は、主に商品・サービスの使い勝手やユーザーの満足度などの「ユーザー体験(UX)の理解」を通じて、本質的な改善点などを見出すことです。単に数値やデータでは把握できないユーザーの潜在的なニーズや課題を掘り下げ、商品やサービスをより良質なもの、ユーザーにとって価値のあるものに改善するためのヒントを得ることをめざします。
具体的には、ユーザーが商品やサービスを使い始めるところから、最終的な目的に至るまでの流れ(カスタマージャーニー)を追い、その過程でどこに障害やストレスがかかるのかを探ることで改善ポイントを把握していくのです。
もちろん、このユーザーインタビューに基づく改善の先には、商品・サービスの価値向上・会社の業績向上が待っていますよ。

ホームページのユーザーインタビュー

ユーザーインタビューの概要と目的はお分かりいただけたでしょうか。
ここでは、ユーザーインタビューの対象を「ホームページ」に絞って、インタビュー方法や手順についてご紹介していきます。

ホームページはユーザーインタビューの対象になる

先に述べたとおり、商品やサービス以外のPR・宣伝媒体もユーザーインタビューの対象になり得ます。その代表的な例がホームページです。
ホームページは今の時代、会社の顔とも言うべき存在です。新規ユーザーがあなたの会社にはじめて触れるのは、インターネット・Web上のホームページであることも珍しくないでしょう。ここでのユーザー体験が価値の低いものになってしまうと、その後の問い合わせや商談、受注にまで影響し、会社業績にも多大な影響を与えるリスクがあります。会社の「入口」としてのホームページが、訪れたユーザーにとって使いやすく魅力的であればあるほど、その後の問い合わせなどのポジティブな行動につながりやすくなりますので、自社のホームページについてユーザーインタビューを行うことは効果的なものとなるでしょう。

ホームページのユーザーインタビューを行う手順

では、実際に「ホームページ」を対象にユーザーインタビューを行う場合、どのような手順で進めればよいのでしょうか。
実際にユーザーインタビューを行う前の準備の段階からステップに分けてご説明いたします。

目的の設定

まず、ホームページについてのユーザーインタビューを行う目的を設定します。何のためにユーザーインタビューを行うのか、目的が明確でないと実際のユーザーインタビューを効果的に進めることができません。例えば、「コンテンツの質や充実度について意見を集める」、「ホームページを訪れてから問い合わせに至るまでの導線の分かりやすさについて確認する」など、目的やゴールのイメージを持ってから取り掛かると良いですね。

ユーザーインタビュー対象の選定

次に、ユーザーインタビューの対象を選定します。ビジネスオーナーさまのホームページを訪れるであろう主とするターゲット層が望ましいと言われています。ユーザーインタビューの対象者を複数確保できる場合には、異なる背景を持つユーザーを選ぶことで意見の偏りを抑制することができます。

質問項目の準備

インタビューで使用する質問やシナリオを事前に準備することも大切な工程です。事前にユーザーへ質問する項目、質問する順番を決めて、当日の進行がスムーズに進むよう準備しておきましょう。単に定量的な質問を行うだけでは、ユーザーインタビューの意義は半減してしまいます。ホームページに関するユーザーインタビューでは、例えば以下のような工夫をしてみることをおすすめします。
・オープンクエスチョンを設定する
例えば、「このホームページのどの部分が一番使いやすいですか?」や「どの情報を見つけるのに時間がかかりましたか?」など、「Yes」、「No」にとどまらない具体的な回答が引き出せるものが望ましいです。
・実際にホームページを操作してもらう
実際に、ユーザーインタビュー対象者に特定のタスク(例:製品を検索する、問い合わせフォームを送信するなど)を行ってもらいます。その行動を観察しながら、どこで迷ったか、どこが直感的でなかったかを尋ねることで、ユーザーの実体験に沿った改善ポイントを洗い出すことができます。

インタビューの実施

ここまで準備ができたら、実際にインタビューを行います。最近では対面だけではなく、リモートで行うことも多くなってきているようですが、どちらの場合もユーザーにリラックスしてもらい、率直な意見を引き出すことを心がけましょう。また、インタビュー中に得られたユーザーからの意見やフィードバックは、録音やメモを活用してできるだけ正確に記録に残すことが重要です。

ホームページ改善策の検討

インタビューが終わったら、集まった意見やフィードバックを整理して分析します。ユーザーが共通して指摘した問題点や、特定のユーザーに見られた興味深い意見に対して、改善策を検討するとよいでしょう。例えば、ナビゲーションが分かりにくいという意見が多かった場合、メニューの再構成や項目の再配置を行うなど、具体的な対応策を立てていきます。

ホームページ改善後の効果検証

改善策を実施した後、再度テストやインタビューを行い、その効果を確認します。実際ここまで実施するのは時間もコストもかかりますが、改善後のホームページがユーザーの期待に応えているか、以前に指摘された問題が解消されたかを確認できることが理想です。可能な限りユーザーインタビューを設計する際は、この検証のステップまで行うことを検討してみてください。


ユーザーインタビューを行うことで、自社のホームページの課題を実際のお客さまが閲覧した場合のリアルな声として浮き彫りにすることができます。しかし、個人事業主や中堅・中小企業のビジネスオーナーさまがご自身でインタビューを行うことはなかなか難しいですし、コストに見合わない場合も多くあるのが現実です。そのようなときはホームページのプロに任せてみるのも一つの手法です。
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