セールページ制作のポイント

インターネット上でユーザーの購買意欲を刺激し、商品を販売するために活用することができるホームページ。そうした販売を目的としたホームページを、セールページといいます。セールページを活用すると、実店舗では販売に限界がある商圏を全国や世界に広げることができますし、営業時間に左右されず24時間365日販売できる状況は、売上アップにつながることが期待できます。また、セールページを「自分の都合のいいタイミングで買い物ができる便利なサービス」として利用するユーザーも多いでしょう。最近ではセールページを使ったネット販売のみの業態を取り入れている企業も増えてきていますが、実店舗と合わせてセールページを運用されているケースが一般的には多い印象です。
ここでは、売れるセールページを制作するための基本的なことを解説します。

購買意欲を高めるセールページ制作のポイント

あなたがある商品を購入したいとGoogleなどの検索エンジンで検索し、いくつかのセールページが検索結果に表示されたとします。その中からホームページを選んで開いたときに、商品についての詳細説明を読んだうえで購入したいと思うか、はたまたそのページから離脱して他のセールページで購入したいと思うか、という判断は、どの時点ですると思いますか?おそらく、購入目的でそのセールページを開いたときの印象で、即座に判断するのではないでしょうか?
ここでは、ホームページ訪問者の購買意欲を高めるためのセールページを制作するためのポイントをいくつかご紹介します。

セールページ制作の目的とターゲットを明確に

セールページの制作時に目的とターゲットを明確にするということは、ホームページ制作の基本と同様です。明確なターゲット像がないままにセールページを制作しても、ユーザーの購買意欲を高める効果が期待できず、売上げにはつながりません。
また、商品が多岐にわたる場合は、どの商品を販売するのかということを明確にしましょう。取り扱っている商品すべてをセールページで販売するのか、あるいは実店舗のみ、もしくはインターネット上のみで販売する商品をつくるのか、など商品によって販売する手法を分けることは、売上げアップと密接な関係があるため、慎重に判断しましょう。「インターネット販売のみ」と記載があると、「ここで買わなきゃ!」という購買意欲を刺激して購入へと誘導できる期待が高まります。
次に、誰に向けて販売するのか=ターゲットは誰か、ということもできるだけ具体的に設定しましょう。ターゲット層を明確にし、その層のニーズや関心に合った商品の紹介やデザインを考えてセールページを制作することで、ユーザーがセールページを訪れたときに「ここで買いたい!」と思わせることができます。

購買意欲を高める視覚的要素

ユーザーが具体的な購買意欲を持ってセールページを訪れても、そのページのファーストビューやセールページ全体のデザインが商品のイメージと大きくかけ離れていたりターゲット層に響かなかったりすると、最終的に購入ボタンを押してもらうことはできません。そこでまず、セールページを訪れたユーザーの興味を引くために、インパクトのあるキャッチコピーを作成しましょう。また、画像や動画を使用すると、商品の魅力を視覚的に伝えることができます。視覚は感情に訴える力も強いため、非常に効果的です。ただ、視覚的に訴えたいからといって、ごちゃごちゃと内容を詰め込みすぎるのは良くありません。セールページのデザインはシンプルで使いやすく、情報が整理されていることがとても重要です。

ユーザーの購買意欲を行動につなげる仕掛け

せっかくセールページを訪れたユーザーに商品に興味を持ってもらっても、購買意欲を維持したまま購入ボタンを押して購入してもらわなければ、売上げにはつながりません。ここでは、購買意欲を「買う」という行動に変容させるために工夫できることをいくつかお伝えします。
ちょっと想像してみてください。あなたがある商品を購入したくてセールページを開いたけれど、購入に進むボタンや案内が分かりにくく、その商品をどう購入したらいいのかわからなかったとしたら、そのページから離脱しませんか?反対に、訪れたセールページの目立つところや、商品説明を読むためにスクロールしたときに目に入る範囲に購入ボタンがあり、「今すぐ購入」といった行動を促す文言があると、「買おう!」という気持ちになりませんか?また、初めてその商品を購入する際に、過去の購入者のレビューや実績データなどがあると安心感が増しませんか?ユーザーの購買意欲を購入へと仕向けるポイントはそういったところにあるのです。
・購入ボタンを目立つように設置して購買意欲を刺激する
・お客さまの声、レビュー、モニターの実績データなどで安心感を与える
・商品の特徴や利点を具体的かつわかりやすく掲載して興味を持たせる
さらには、ユーザーがスマートフォンやタブレットでも快適に閲覧できるように、レスポンシブデザインを採用することで、パソコン以外からの購入の取りこぼしの減少にもつながります。

購買意欲を高めるセールページ制作の事前準備その①

実店舗と違い、実際に商品を手に取ることのできないセールページにおいて、商品紹介を見て(読んで)もらい、購入ボタンを押してもらうまでの一連の流れは、実店舗で接客することと同じくらい重要です。そして何よりも大切なのは、ユーザー目線で考えるということです。ここでは、購買意欲を高めるセールページ制作の準備について解説します。

ターゲットの設定と競合の調査

ターゲットを明確にすることが重要、と前述しましたが、その点についてさらに詳しく説明します。取り扱う商品をどんなユーザーに買ってもらいたいのか、どんな悩みを抱えたユーザーにとって役立つ商品なのかというように、購入者を具体的にイメージして設定することが大切です。ユーザーの抱える悩みや願望はそれぞれですが、ユーザーごとにカスタマイズできるダイエットサプリを販売する場合で考えると、次のようにアプローチの方法が変わることがお分かりいただけると思います。
・ターゲットを「健康診断でメタボリックシンドロームを指摘され、お腹まわりをすっきりさせたい43歳の男性」にした場合
この場合は、「40代からの体型維持のために、サプリで食生活をサポートしましょう」というアプローチが良さそうです。
 
・ターゲットを「よりキレイになっておしゃれを楽しみたい25歳の女性」にした場合
この場合は、「体型維持よりも理想のスタイルをキープするために手軽に始められるサプリを毎日の生活に取り入れよう」というアプローチが良さそうです。
同じ商品でもターゲットの設定によってセールページでの訴求ポイントや響くデザイン、文言が違ってきますので、ターゲットは早い時点で設定しておくことをおすすめします。
 
次に、競合の調査についてです。セールページを制作して運用するということは競合と隣り合わせということを忘れていけません。あなたが販売しようとしている商品の競合他社(他店舗)がどのようなセールページで販売しているのか、制作前に必ず調査しておきましょう。調査方法はシンプルで、Googleなどの検索エンジンで、その商品を購入しようとするユーザーが検索しそうなキーワードで実際に検索してみるだけです。たとえば、さきほど書いたダイエットサプリを販売しようと考えているなら「ダイエットサプリ」で検索してみます。検索結果にズラリとならんだその商品が、あなたがセールページで販売しようとしている商品の競合です。競合を事前に調査して知ることで、「競合に勝てるポイントはどこか」「どこで競合と差別化をするか」など、競合の商品に負けないための戦略を練ることができます。

商品の説明・画像の準備

実店舗で直接手に触れたり説明を聞いたりすると商品についてよく分かりますし確認もできます。それができないセールページでの販売においては、その部分を補うために徹底して「お客さま目線」にこだわった商品説明を心がけましょう。
商品について詳しく紹介しようとすると、専門用語が多くなったり、説明文が長くなったりしがちです。しかし、そういった紹介文を読んだからと言ってユーザーの購買意欲が高まるとは限りません。商品説明はお客さまであるユーザーに伝わってはじめて意味がありますので、分かりやすい文言で端的に商品の特徴やメリットを説明しましょう。
また、セールページでは商品画像もとても重要で、購買意欲が左右されるといっても過言ではありません。画質の良い画像は商品をイメージしやすく、ユーザーの購買意欲を高めるのに有効です。


セールページはインターネット上で365日24時間商品を販売しているお店です。そこには時間や場所を選ばずにその商品が欲しいと思っている「お客さま」が訪れます。せっかくページを訪れたお客さまを逃すことなく購入してもらえるよう、セールページ制作の際にはここまで紹介したポイントや注意点を意識しましょう。また、セールページは良い商品をそろえていたら売れるわけではありません。ユーザーの購買意欲を高め、売上げにつなげるためには「お客さま目線」で制作することが重要です。そして、セールページは制作して終わりではなく、より多くのユーザーに知ってもらうように運用していくことも大切です。ユーザーの購買意欲を高めるようなセールページの制作と運用のサポートはNTTタウンページのデジタルリードサービスにお任せください。


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