皆さんは「人は見た目が9割」というフレーズを耳にしたことはないでしょうか。
人間は、誰かと会った時、相手の外見や態度、言葉遣いなど多くの情報を無意識のうちに判断材料にして、その人を評価しており、その評価基準の中でも最も大きな影響をもたらすのが「見た目」なんだそう。
この説の素となったのが、1960年代のアメリカの心理学者アルバート・メラビアン教授によって提唱された「メラビアンの法則」です。コミュニケーションにおける非言語行動の研究で知られているメラビアン教授は、感情の伝達は「言語」、「聴覚」、「視覚」の3つの要素から成り立つとし、それぞれの寄与割合を、言語7%、聴覚38%、視覚55%と定量化しました。この法則によると、人間のコミュニケーションにおいて、相手が発する言葉自体が占める割合は全体の約7%に過ぎず、その大部分は聴覚や視覚といった「見た目」から感じ取る情報で占められるというのです。このことを端的に表したフレーズが「人は見た目が9割」というわけです。
かなりインパクトの強い言葉ですが、同じことがホームページにも言えます。ホームページにおける「見た目」となる「トップページ」。今回はホームページの顔とも言えるトップページについて解説します。
トップページの役割
トップページはホーム(HOME)とも呼ばれ、全体の入り口となるページです。訪れたユーザーに向けて、このホームページがどんな内容か、誰のためのものかを明確に伝える役割を担っています。そのため、トップページでは訪れた人の関心や興味を引いて、「ちょっと見てみよう」と他のページも閲覧したくなるような見た目、内容でなければなりません。そうでなければ、訪れたユーザーはトップページをちらりと見ただけで離脱してしまう可能性が高まります。ホームページの深部にあるコンテンツがいくら良いものでも、トップページの印象だけで見てもらえないなんて悲しいですよね。だからこそ、トップページはユーザーにとって魅力的なものでなければなりません。
トップページの役割 ホームページの内容を伝える
トップページを見れば、そのホームページが提供している情報が一目瞭然!というのが理想的なトップページです。
例えれば、レストランの入口に立ててあるメニューボードのようなもので、お客さまはそれを見てレストランに入るかどうかを決めますよね。どんな料理を出すのか、ランチの値段はいくらか、食後にコーヒーは付いているのか…自分の求めるサービスや商品があると書いてあれば、お客さまは安心してレストランに入ってきます。
同じように、トップページにアクセスしたとき、ユーザーが欲しい情報がここにあるとわかることが大切です。そのためには、ホームページ上部の表示「ヘッダー」のデザインや、キャッチコピーは見やすいこと、わかりやすいことに重点を置いて作成しましょう。
トップページの役割 伝えたい内容を目立たせる
トップページはユーザーに対して欲しい情報があることを知らせるだけでなく、同時にメリットのある情報があることも伝えなければなりません。イベントの開催情報や、販売店であればクーポンの取得方法など、ユーザーが「面白そう」、「お得だな」と感じる情報をトップページに表示するのです。
実際、メリットを感じてセミナーに参加したり、クーポンを使うために店舗に足を運んでくれる方があれば、自社の見込み客や自社商品のファンとなりえるユーザーを獲得することにつながります。
トップページでは、こうした情報を目立つように工夫し、メリットをユーザーが直感的に感じられるデザインを心掛けてみてください。
トップページの役割 スムーズに必要な情報へ案内する
トップページはホームページ全体の案内所の役割も持っています。トップページはホーム(HOME)とも呼ばれるように、そこからさまざまなコンテンツへ移動し、必要ならばどこからでも戻ってこられる場所でなければなりません。①で解説したように、ユーザーが求める情報を表示し、スムーズかつスピーディーに誘導することで離脱を防止することが出来ます。
ここで大切なのは「ユーザーの視点に立つ」ということ。ユーザーの目を引く視覚的要素「アイキャッチ」やレイアウトを検討する際、忘れてはならないポイントです。
やりがち!トップページのNG例
ここまで読んでいただいて、ホームページにおけるトップページの重要性について理解いただけたと思います。ただ、中にはトップページへの思いが強すぎるあまり、空回りしてしまうケースもあります。
ここではやりがちなトップページのNG例をいくつかご紹介します。
NG例 高画質の画像で表示速度が遅くなる
ホームページの印象を左右するトップページ。それならば、より美しい画像を表示して訪れた人を釘付けにしたい!と高画質な画像をトップページに使用した結果、表示速度が遅くなってしまうケースです。
どんなに美しい画像だとしても、表示まで時間がかかればユーザー体験の向上も、検索エンジンからの評価も望むことは出来ません。
NG例 詰め込みすぎのトップページ
ホームページがどんな内容であるかを伝える役割を持つトップページですが、伝えたいことが多すぎてごちゃごちゃとした見た目になってしまっては、見る気も失せるというものです。「人は見た目が9割」のフレーズを忘れずに、表示すべきことを整理し、よくわかるのにすっきりとした見た目のトップページを目指しましょう。
NG例 モバイルフレンドリーになっていない
パソコンでの表示は完璧なトップページでも、スマートフォンなどのモバイルデバイスで見た時にレイアウトが崩れてしまっていては台無しです。ホームページはいつでもどこでも情報にアクセス出来るのが利点。パソコンだけでなくモバイルデバイスで見てもらうことも考え、レスポンシブデザインにすることは必須です。
魅力的なトップページは、これから閲覧する他のページへの期待感を膨らませます。ここに私の好きなものが、探していたものがあるかも!そう最初に思わせるのがトップページです。冒頭触れた「メラビアンの法則」について、「そうは言っても人間大事なのはやっぱり中身だ!」と思われた方、その通りです。ただ、ホームページにおいては中身がどんなに良くても「見た目=トップページ」が印象を大きく左右します。それに、トップページ以外の「中身」が充実していれば、それを紹介するトップページも魅力的に作れるはずです。だって、「見た目」って、中身の一番外側のことですから…。
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