ホームページ作成におけるページ遷移の重要性

「ホームページを作成したけれど、効果が実感できない」、「これからホームページを作成しようと思うけれど、どんな構成にしたらいいのかな」といったお悩みはありませんか?
ホームページの構成において、大切な要素のひとつが「ページ遷移」です。ホームページを作成する際にページ遷移を意識した構成にすると、訪れたユーザーにとって見やすい、使いやすい、知りたい情報が探しやすいホームページとなり、目的のコンテンツに早くたどり着けたり関連ページも閲覧したりと、離脱率の低下にもつながります。本記事では、ページ遷移を意識したホームページを作成するためのポイントをご紹介します。

ホームページ作成でなぜページ遷移が大切なのか

あなたがインターネット上で知りたいことを検索したところ、いくつかのホームページが検索結果に表示されたとします。その中から、ひとつのホームページを選んでクリックして見てみたときに、知りたい情報がどこにあるのか分かりにくかったり、さらに詳しく知りたいのにその情報にリンクが無かったりしたらどうしますか?きっと、ブラウザの「戻る」ボタンでそのホームページから離脱するのではないでしょうか。ここで注目すべき点は、ページからページへと快適に移動できるか、つまりページ遷移できるかということです。離脱を防ぎ、ユーザーにとって使いやすいホームページにするために、ページ遷移を意識して作成することはとても大切なことなのです。

ページ遷移とは

ページ遷移とは、そもそもどういうことでしょうか?
先にも述べましたが、ホームページを訪れたユーザーがそのホームページ上でメニュー項目やリンクなどをクリックしてページからページへと移動することをいいます。
ホームページを作成するにあたり、ユーザー目線でページを構成すると、訪れたユーザーが求める情報に素早くアクセスできるようになります。そのことを「ユーザーエクスペリエンスの向上」といい、ユーザーがホームページを訪れたときに、見たい、知りたいと思う情報までスムーズにたどり着くことでユーザーの満足度は高まります。そして、満足度が高いホームページは離脱率が低くなり、滞在時間は長くなるという傾向があります。
ホームページを作成するときは、どのようなメニュー項目を設定したら見やすいのか、どのようにリンクを張れば関連ページも見てもらえるのか、といったユーザーの行動を意識して、ページ遷移しやすい構成にしましょう。

遷移率と回遊率

ページ遷移はホームページ上のユーザーの行動解析においても重要な要素です。
先ほどホームページのページ遷移について「訪れたユーザーがそのホームページ上でメニュー項目やリンクなどをクリックしてページからページへと移動すること」と書きましたが、ページ遷移と混同しやすい言葉に「回遊」があります。回遊とは、ホームページを訪れたユーザーが、直帰せずにホームページ内の他のページを閲覧することです。
どちらもホームページ上でページから別のページへと閲覧していますが、遷移率と回遊率は分析する内容が異なります。

まずは遷移率について簡単にご説明します。遷移率とは、ホームページを訪れて閲覧したユーザーが、そのページに張られているリンクをたどって、別のページに移動した割合を示すものです。遷移率が高いホームページは、ユーザーが興味を持った内容を掲載しているということになり、そういうホームページを作成できたということになります。逆に、ホームページを閲覧しているユーザーが、ブラウザの「戻る」ボタンでページから離脱してしまう割合が高いホームページは遷移率が低いということになります。ユーザーの興味やニーズを把握する上で、遷移率は重要な指標だといえます。

次に回遊率について簡単にご説明します。回遊率とは、ホームページ全体において、ユーザーが1回の訪問で閲覧したPV(ページビュー)の数の平均値のことです。回遊率は「PV数÷訪問数」という計算式で求めることができ、訪問数に対してPV数が多いホームページは回遊率が高いということになります。それはどういうことを意味しているかといいますと、ホームページを訪れたユーザーが1つのページで離脱せずにページを遷移して、1回の訪問で複数のページを閲覧しているということなのです。そして、回遊率が高いホームページほど、ユーザーに対する訴求力も高くなる傾向にあり、結果、コンバージョンにつながる可能性も高くなるといえます。

遷移率と回遊率それぞれの分析をしながら、ユーザーがページ遷移するようなコンテンツを増やし、ページ構成していくことがホームページ作成においてとても大切です。

ページ遷移のためのページ設計

これまで記事をご覧いただき、ページ遷移が大切な要素のひとつであることはお分かりいただけたかと思います。ここからはホームページを作成する際にどのようにページ遷移を意識したらよいのか、ページ設計についてご説明していきます。

ホームページ作成におけるページ設計の重要性

ホームページ作成する際、ページ遷移について考えたページ設計をすることはとても大切です。その理由は主に2つあります。

まず、コンバージョン(※コンバージョンとはホームページの所有者が設定した最終的な目標のことをいいます)させるページに遷移させないと売上げが上がらないことです。コンバージョンを「購入ボタンのクリック」や「資料請求の申込み」、「問い合わせボタンの押下」、「電話ボタンの押下」などに設定することが多いと思いますが、その最終目的を達成しなければ、その先の売上げにはつながりません。ホームページを訪れたユーザーに、商品やサービスに興味を持ってもらうためにページ遷移してもらいながら詳しく商品やサービスを紹介し、「その商品を買いたい」、「そのサービスを受けたい」と思わせることが大事なのです。そのため、ページから離脱させずにじっくり閲覧してもらえるようユーザー目線で考え、ページ遷移しやすいホームページの構成にする必要があります。

次に、遷移率が高いとSEOで評価されることです。せっかくホームページを訪れてもらっても、ユーザーエクスペリエンスが低い作りだと、ユーザーが欲しいと思う情報になかなかたどり着けず、ページ遷移をしないままそのホームページから離脱してしまう可能性が高くなります。そうなると、Googleから「ユーザビリティ(ユーザーにとって使いやすいかどうか)が低いホームページである」と判断されてしまいます。そう判断されてしまうと、オーガニック検索で上位を狙うことが難しくなってしまいます。

こうした理由から、ホームページを作成するときにはページ遷移についてしっかり考えて設計することをおすすめします。

ホームページ作成はページ設計から

「ホームページ作成の前にページ設計をしっかりしましょう」といっても、何をどう設計したらいいのか、よくわからないという方もいらっしゃると思います。ここでは、ホームページ作成のためのページ設計についてポイントをお伝えします。
ページ遷移しやすいホームページを作成するためには「土台」作りが大切です。土台がしっかりしていないと、その上にいくらコンテンツを追加しても、まとまりのないページの集まりにしかならず、ユーザーにとって、使いにくいホームページとなってしまいます。まずは、ホームページ作成の目的を明確にすることから始めましょう。

ホームページの目的の例
・お店を知ってもらう、企業の認知度を上げる
・商品を知ってもらう、買ってもらう
・サービスを知ってもらう、利用してもらう
・お問合せや資料請求からリードを獲得する
・お店や企業のブランディング  など

この他にもホームページを作成する目的はさまざまだと思いますが、注意しなければならないことは「1つのホームページにつき目的は1つにする」ということです。それが土台をしっかり作るということになります。
次に、土台の上にコンテンツを追加していくわけですが、その際にもポイントがあります。
ホームページの目的に合ったページを作成していきますので、コンテンツとして作成しようとしている「ページ」をカテゴリごとに分類することをおすすめします。そうすることで、全体のメニューの構成もまとまり、見やすく使いやすく、ページ遷移しやすいホームページになります。

具体的なページ遷移イメージ

ここで、ページ遷移の基本的な例をご紹介します。ホームページの作成にあたり、ユーザーにとって使いやすいページ設計にするために、まずはユーザーのホームページ上での遷移をイメージ図で見てみましょう。

基本的なページ遷移パターン

商品購入がコンバージョンの例

トップページ→商品案内ページ→商品ごとの詳細案内ページ→カートボタン押下→ユーザー登録ページ→購入情報確認ページ→注文完了ページ→マイページもしくはトップページ

・画像はイメージです。

資料請求がコンバージョンの例

トップページ→サービス案内ページ→サービスごとの詳細案内ページ→資料請求ボタン押下→ログインページ→ユーザー登録ページ→資料請求内容確認ページ→完了ページ→マイページもしくはトップページ

・画像はイメージです。

お問い合わせフォームの送信がコンバージョンの例

トップページ→商品案内総合ページ→カテゴリ別商品ページ→商品ごとの詳細案内ページ→問い合わせボタン押下→問い合わせフォームのページ→問い合わせ内容確認ページ→問い合わせ完了ページ

・画像はイメージです。

これらは基本的なパターンの例ですが、このようにユーザーがページ遷移してくれると、コンバージョンの向上につながります。


ホームページを訪れたユーザーにとって「見やすい、使いやすい、探しやすいホームページ」は、離脱率の低下とコンバージョンの向上につながり、お店や企業の売上げに貢献する要素となります。ホームページを作成するときにはページ遷移を意識し、効果を実感できるホームページをめざしましょう。


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