放置は危険!ホームページの保守は大切です

ホームページの安全性と長期的な効果を確保するために、保守がとても重要なのをご存知ですか?実は、ホームページが完成して公開した後、安心してそのまま放置し「保守」を怠るとさまざまなリスクがあるのです。ある日突然、ホームページが表示されなくなった!ページの切り替えに時間がかかってユーザー離れを起こしている!不正アクセスされてしまった!…こういったトラブルの発生をできる限り抑え、万が一発生しても影響が最小限ですむように、定期的に保守を実施しましょう。ホームページの保守は、日々変化しているインターネット環境に適応させ、UX(ユーザーエクスペリエンス)を向上させるためにも不可欠です。安全で使いやすいホームページは集客効果も期待できます。ここでは、ホームページ制作後の保守について、重要な理由や保守のポイントについてご紹介しますので参考になさってください。

ホームページの保守について

ホームページは作成後に公開した後も定期的なメンテナンスが不可欠です。そのメンテナンスを「保守管理」と言います。インターネットの環境は常に変化しています。そういった変化に適応させながらユーザーにとって使いやすいホームページにしていったり、セキュリティ対策をしたりするために、ホームページの保守管理が必要なのです。

ホームページの保守が必要な理由

ホームページ上にはたくさんのコンテンツがあり、コンテンツごとにテキストや画像、コードなどが使われています。このため、バグや修正箇所が見つかることも多く、バグが発生した際は即座に対応しなくてはなりません。また、Webサーバーやシステムは日々変化し、バージョンアップしています。よって、その変化に対応しつつサイトを最適化し、維持する必要があるのです。そのため、コンテンツのアップデートが何か月もおこなわれていない、つまり最新の情報に更新されていないホームページは検索順位が下がってしまう可能性が高くなります。検索順位の低下は、アクセスの低下やサイトの信頼性の低下などにつながりますので避けたいですよね。また、検索順位上位を維持することで、ユーザーの目に留まる可能性が高くなり、集客効果も期待できます。定期的に適切な保守管理を続けることは、企業やお店のホームページの効果を維持・向上させるためにも必要なことなのです。

ホームページの保守の内容

ホームページの保守の内容は、主に4つあります。

「ドメイン」と「サーバー」の管理

ホームページがネット上に存在するためになくてはならないのが「ドメイン」と「サーバー」です。インターネット上でホームページが存在するための「土地」にあたるのがサーバー、インターネット上でホームページがどこに存在するのかを表す「住所」にあたるのが「ドメイン」です。ドメインとサーバーは1年契約、3年契約など期間が決まっていることがほとんどですので、都度更新が必要です。うっかり更新を忘れるとホームページが表示できなくなってしまいます。

SSLサーバー証明書の更新

SSLサーバー証明書とは、「ホームページ運営者の実在」と「通信の暗号化」を証明するためのものです。これがないと、第三者がなりすましてログインIDやパスワードなどを盗む「なりすまし」や、ご自身のホームページから送信したデータを第三者が盗み見る行為などが発生する可能性があります。これらを防ぐためにSSL対応することは必須です。

CMSのアップデート

CMSとは「コンテンツマネジメントシステム」を略した言葉で、ホームページ上の中身(コンテンツ)を運営するためのシステムです。CMSによりホームページの構築やカスタマイズ、SEO対策などをおこなうことができます。ただ、CMSをアップデートして最新版にしたことでホームページとの互換性に問題が発生する、という事態もまれに発生するため、専門知識を持っているホームページ制作・運用会社に任せるのがおすすめです。

最新のブラウザ、端末への対応

「Google Chrome」「Microsoft Edge」など、ホームページを閲覧するためのブラウザも頻繁にバージョンアップをしています。また、パソコン、スマートフォン、タブレットなどの端末も次々新しい機種が登場しています。ブラウザと端末は、ホームページがきちんと表示されるかどうかに直結する部分ですので重要な要素です。たとえば、スマートフォンから閲覧しようとしたホームページのデザインがパソコン版しか用意されていないと、サイズが不自然に表示されてとても見にくいですよね。そのため、どの端末から閲覧しても適切に表示がされる「レスポンシブデザイン(パソコンとスマートフォン両方に順応したデザイン)」を採用するホームページが増えています。

ホームページの保守のポイント~前編~

次に、ホームページの保守のポイントについてご紹介します。

保守のポイント①:ホームページのセキュリティ対策強化

ホームページの保守の中で最も重要といえるのがセキュリティ対策の強化です。定期的な保守によってセキュリティ対策を強化しましょう。企業やお店の規模にかかわらず、セキュリティの脆弱性を狙ってサイバー攻撃の対象にされたり、不正アクセスによるページの改ざんをされたりするリスクがあります。また大切なデータや顧客情報が危険にさらされる可能性もあります。セキュリティソフトウェアやファイアウォールの導入などによってセキュリティ対策を定期的に見直し、最新の状態に保つことが重要です。定期的な保守をおこなうことで、セキュリティの脆弱性を減少させ、サイバー攻撃や情報漏洩などのリスクを減らすことができます。セキュリティ対策を強化することは、ご自身のホームページを守るだけでなく、ホームページを訪れるユーザーや、取引先、お客さまを守ることにもつながります。

保守のポイント②:ホームページのコンテンツ更新

コンテンツの更新もホームページの保守にとって大切な要素です。ホームページを制作し公開した後、時間の経過とともに情報が古くなっていきます。企業の場合、ビジネスの方向性が変わったり新たな事業を展開したりすることもあるでしょう。お店の場合、新商品やサービスの提供をしたり、店舗が増えたりすることもあるでしょう。そういった、企業やお店の最新の情報がホームページに反映されていないと、せっかくホームページを訪れたユーザーにとっての価値を下げてしまいます。そしてそれは、信頼性が損なわれ、ユーザーの関心を失うことにつながってしまいます。逆にいうと、コンテンツを最新の状態に保つことは、ユーザーに価値ある情報を提供し続けることになります。ユーザーも新しい情報を求めています。集客効果を高めるためにも、情報が古くならないように、定期的にコンテンツを見直し、必要に応じて更新や追加をおこなうことが重要です。

保守のポイント③:アップデートとバックアップ

前述していますが、CMSのアップデートも忘れずおこなう必要があります。定期的にアップデートを実施して、脆弱性を解消するとともに、最新化によって、新たな機能が追加されるなどよりホームページを充実させることにもなります。また、定期的にホームページのデータやコンテンツのバックアップを取ることで、万が一のトラブルやデータ損失に備えましょう。ホームページは、インターネット上での企業やお店の顔となる存在なので、表示できないなどの事態に陥ると、売上にも影響を及ぼす可能性も高まります。そのため、すぐに元の状態に復旧できるバックアップは必要不可欠です。セキュリティ対策の強化とともに、アップデートとバックアップによって、ホームページにトラブルが発生しても被害を最小限にとどめ、最悪の事態を避けられます。

ホームページの保守のポイント~後編~

ホームページの保守のポイントについての続きです。

保守のポイント④:SEO対策

SEO対策も定期的に見直しが必要な保守の対象です。検索エンジンのアルゴリズムは日々変化しています。もしも、SEO対策をホームページ公開当初のまま放置していると、検索エンジンでの表示順位が低下する可能性があります。それを避けるために新しい情報やコンテンツを追加することで、サイトが常に最新の情報を提供していると判断され、検索結果の上位に表示されやすくなります。また、頻繁に情報更新されるサイトは、再クロールの頻度が上がり、新しい情報が検索エンジンに早く認識される可能性が高まります。定期的にSEO対策を見直すことで、SEOに関連する要素(最新情報の更新、ホームページ内のリンクの修正、モバイルフレンドリーなデザインの維持など)を適切に保守管理し、検索エンジンでのランキングを向上させることができます。それによって露出が増えることになり、集客にもつながります。

保守のポイント⑤:ユーザーサポート

ホームページを運用していて、トラブルを発生させないために保守を定期的に実施するわけですが、それでもトラブルが発生することがあります。ホームページにおいてトラブルが発生した場合、迅速に対応することが重要です。迅速に対応できないとユーザーの不満が高まり、企業やお店のブランドイメージが損なわれる可能性があります。特に、お客さまからのお問い合わせやトラブルに対する対応が遅れると、信頼を失うことになります。ユーザーサポートを向上させるために、ユーザーの意見やフィードバックを定期的に収集することをすすめします。ユーザーの要望や不満などの声から改善点を見つけることで、より良いUXの提供ができるよう改善し、ユーザーの信頼を維持することができます。信頼性の高いホームページはユーザーの集客にとっても大切な要素ですので、疎かにしないようにしましょう。


ホームページを運用しているとさまざまなトラブルが発生します。ご紹介した保守を定期的に実施して、常に最新の情報提供、セキュリティ対策、SEO対策などをおこなうことで、ホームページを守り、ユーザーエクスペリエンス向上につながります。そうすることよって、集客効果が期待でき、コンバージョン向上などの効果を高めることにもなっていきます。ただ、Web業界は移り変わりが早く、ブラウザやシステムの仕様変更などが頻繁に起こります。これらの変更に応じた保守を怠ると、ページが表示されなくなったり、検索エンジンの表示順位が下がったり、ホームページ上のシステムが動かなくなるなどのリスクが高まります。ホームページ制作の知識がある従業員やメンバー、ホームページの運用・改善などができる従業員やメンバーが担当者として在籍している場合は、事業所内で対処できるかもしれませんが、ホームページの保守管理はWebマーケティングのプロに任せることをおすすめします。


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