今からでも遅くない!中国語のホームページ制作

外国人観光客・在日外国人の増加は2000年代から始まり、今では毎日のように関連のニュースを見るようになりました。この流れを受けて、国内でのホームページの「多言語対応」ニーズは高まってきています(インバウンド対応の一環で、政府・一部の自治体でも補助金の給付を行う動きもあります)。
こういった時世の流れの中で今後も集客や売上増を目指すためには、外国人向けの言語のページを増設したり、新たに外国語サイトの制作を視野に入れる必要があります。
ここでは、日本への訪日者数および日本に在住する外国人の中で最も多いと言われている『中国語話者』にフォーカスを当てて見ていきましょう。

どんな人が中国語のホームページを見るのか

中国人観光客

2024年7月19日に日本政府観光局(JNTO)が発表した訪日外客統計によると、2024年6月の訪日中国人数は66万900人でした。同日、観光庁もインバウンド消費動向調査の結果を公表し、2024年4~6月期の訪日中国人旅行消費額は4,420億円との統計が出ています。
また、2015年頃に「爆買い」と呼ばれたショッピングを中心とする中国人の観光事情も、今はグルメ・美容整形・体験型の観光にシフトしていると言われています。

出典:日本政府観光局(JNTO)「訪日外客数(2024 年 6 月推計値)」 https://www.jnto.go.jp/news/20240719_monthly.pdf

在日中国人

2024年10月18日に出入国在留管理庁が発表した、令和6年6月末の在留外国人数は358万8,956人(対前年末比+17万7,964人)で、過去最高を更新しています。その中でも、在日中国人は84万4,187人(対前年から+22,349人)と、約2割が中国人という結果になりました。
在住エリアで最も多いのは東京で、次いで愛知県、大阪府、神奈川県、埼玉県ですが、半導体の「受託製造」の市場で世界1位のシェアを誇る、台湾のTSMC(台湾積体電路製造)の工場ができたことにより、台湾からの在日中国人が増加した熊本県の事例も記憶に新しいところです。

出典:出入国在留管理庁「令和6年6月末現在における在留外国人数について」 https://www.moj.go.jp/isa/publications/press/13_00047.html

なぜ、中国語版のホームページが必要なのか

中国人観光客・在日中国人による「ニーズ増加」

前述のように、中国からの観光客・在日中国人の増加により、観光に関連する業種や、在日中国人向けの「日常に関すること」を中国語で記載したホームページが求められようになりました。
 
【インバウンド対応において、外国人がサイトを閲覧する見込みがある主な業種例】
1_観光業:ホテル、旅館、ゲストハウス、民泊、観光案内所、観光スポット、現地体験型ツーリスト
2_飲食業:レストラン、カフェ、居酒屋などの飲食店(嗜好、宗教に配慮したヴィーガン・ハラス料理も含む)
3_交通業:送迎やレンタカーサービス、タクシー
4_医療業界:病院、日常で利用する内科、外科、歯科等の個人病院、美容整形、医療通訳
5_公共機関:学校等の教育機関、地方公共団体(市役所・区役所・町村役場等)
6_不動産業界:賃貸、マンション購入
7_小売業:アパレル、雑貨、家具、インテリアなど、海外市場への進出を検討している小売業者
8_教育業界:語学学校、インターナショナルスクール、留学エージェントなどの教育機関
9_美術・文化関連:美術館、博物館、劇場、ギャラリーなど、文化施設等を運営する組織

「中国からの観光客がこのまま途切れないとも限らないし、英語でさえ表示しておけば中国語表記はいらないんじゃ・・・」、「ウチの地域には中国の方もお住まいだけど、中国語はわからないし、どう案内したらいいのか・・・」とお悩みの方もいらっしゃると思います。
ただ、インバウンド対応の需要はこれからも伸びることが予想されています。
自治体の中にはインバウンド対応力強化のための支援補助金の制度を設けているところもありますので、ホームページの多言語対応を検討する際には、お住まいの自治体のホームページをご確認いただくか、お問い合わせいただくことをお勧めします。
※2024年4月から開始された公共財団法人 東京観光財団の発表では「多言語対応のホームページの多言語化」も含まれています。
https://www.tcvb.or.jp/jp/project/infra/welcome-foreigner/

正確な情報の伝達による信頼性向上

中国の方が日本で観光地やショップの情報を検索した場合、目当てのホームページが母国語(中国語)対応であれば問題はないのですが、日本語にしか対応していない場合は、Google翻訳をはじめ、さまざまな無料の翻訳ページやアプリを利用するはずです。しかし、自動翻訳では正確に訳しきれない、文字化けする等の問題が発生する可能性があります。
『日本語は漢字が多く含まれているので大丈夫だろう』という考える方もいるかもしれませんが、漢字に加え、ひらがな、カタカナ、それをひらがなの助詞でつないで文章を構成する日本語と違い、中国語は漢字のみで構成されます。さらに以下のように、漢字の表記の違いや地域ごとの方言もあるため、こういった点にも配慮ができる「人による翻訳」がなされたホームページの情報は自動翻訳に比べ、わかりやすさも信頼性も勝ります。
 
【参考】中国語の漢字表記
中国語は、中国内の中国語圏にとどまらず、アジアでも使用されています。
繁体字(はんたいじ)、簡体字(かんたいじ)の2種類があります。
 
例えば「タクシー」の場合、異なる字での表記になりますので、同じ中国語でも全然違いますね。
 
簡体字:出租车
繁体字:計程車

デザイン、レイアウトの好みの違い

ホームページを閲覧する時の「滞在時間」は、テキスト・画像の配置、メニューの構成、キャッチコピー、デザインで使用するカラーなどが影響します。
中国人は、短いキャッチコピー、動きのあるインパクトの強いデザイン、華やかなカラーを好む傾向にあるようです。一方で、日本のホームページは、しっかりと内容を伝えるため文章の掲載が多く、また、色も落ち着いた見やすいデザインが採用される傾向にあります。
国ごとの好みや特性を理解し、ホームページを制作することが重要となります。

NTTタウンページの中国語ホームページ制作

それを踏まえ、NTTタウンページ株式会社でホームページを制作する際のメリットをご紹介します。

多言語対応OK

中国語はもちろん、英語、韓国語の「多言語サイト」のホームページ制作が可能です。
中国語の翻訳では、「簡体字」と「繁体字」の字体を正しく選択する必要がありますが、NTTタウンページでは、翻訳者とは別に校正担当を設け、チェックする体制を整えているので安心です。

「簡体字」と「繁体字」に対応

デジタルリードでは、ホームページ制作の際に「簡体字」と「繁体字」、どちらの文字を使用するか選択いただけます。
例えば、台湾・香港・マカオのお客さま向けなら繁体字、それ以外の地域の方向けには簡体字をお勧めしています。

国・地域に配慮したデザインの提案

前述した国ごとの好みの傾向をふまえ、その国・地域の方がご覧になったときに自然に受け入れられるデザインのホームページにすることが重要です。見ていただくユーザーの視点に立って適したデザインをご提案します。


ここまで中国語でホームページを制作する必要性についてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
このコラムのポイントは以下の3点です。
・日本への観光客、在日外国人ともに国別でみると中国が最も多い
・集客や、日常生活の情報収集のために中国語のホームページのニーズが高まっている
・正確な情報伝達や、国地域に合わせたホームページ作りが必要
 
自社のサービスが中国人向けであれば、すぐにでもお住まいの自治体でインバウンド対応強化の支援金の対応をしているかを確認して、中国語のホームページの制作を検討してみてください。?
 
NTTタウンページでは、お客さまのニーズやご予算に合わせ、ホームページ制作を行っております。
制作後のサポートも充実していますので、安心してお任せいただけます。
詳しくは以下のページでご覧ください。