皆さんは「ゆでガエル理論」をご存知でしょうか。「カエルを突然、熱湯に入れると驚いて逃げて出すが、水に入れて徐々に水温を上げていけば、カエルは茹でられていることに気が付かないまま、最後には死んでしまう。」カエルに怒られそうなこの話は「ゆっくりと進む環境の変化や危機へ対応できないと、後々大変な損害を被ることになる」というビジネスシーンでよく使われる例え話です(実際には、水温が上がる前にカエルはちゃんと逃げ出しますので、ご安心を)。昨今では、地球温暖化をはじめとする環境問題でもよく用いられています。
ホームページの運用の失敗は、この「ゆでガエル理論」によく似ています。ゆっくりと、誰にも知られないまま気がつけば失敗していた…というケースが多々あります。では、なぜ我々カエルは気が付けないのか。今回は静かなる「ホームページ運用の失敗」、その理由について解説します。
運用が上手くいかない理由とは?
せっかく安くないお金をかけてホームページを制作しても、その後の運用が上手くいかず効果がでなければ、ホームページの制作費を捨てたも同然です。そんな事態に陥る前に、ホームページの運用において「失敗」の原因となるポイントを押さえておきましょう。
失敗の原因①ホームページの効果的な運用について知識のある人がいない、足りない!
ホームページにはその目的とターゲットに合わせたコンテンツを作成しますが、人を呼び込むためにはこのコンテンツの定期的な更新や新規作成が鍵を握ります。ただ、一口に「コンテンツ」と言っても文章に動画や画像、音声、これらを複合的に盛り込むものもあり、作成や修正には専門知識を要する場合も少なくありません。幸運にも社内にそれらのスキルを持つ社員がいたとしても、運用をスムーズに回すためには同等のスキルを持つ社員を増やす「教育環境」も必要です。ホームページを作っても、こういったその後の運用まで見据えた準備が出来ていないと効果は望めません。それどころか運用そのものが難しくなってしまうのです。
失敗の原因②やみくもにコンテンツを更新してしまう!
ホームページの運用では、充実した内容のコンテンツを適切なタイミングで更新することが大切です。「下手な鉄砲も数撃ちゃ…」とやみくもに更新しても担当者の負担が大きくなるばかりで、肝心の効果は得られません。Chat GPTなどを利用してAIに文章を生成させる手もありますが、AIが生成した文章をそっくりそのまま自社のホームページに貼り付けると「機械的に生成されたコンテンツ」だと判断されるリスクがあります。最悪の場合「スパム=危険性が高い」と認識され、自然検索から除かれるというペナルティを受ける可能性もあるため、AIはあくまで下書きの参考程度に利用するのが望ましいでしょう。
失敗の原因③運用に行き詰ってもプロに相談・依頼出来る予算が確保できていない
ホームページの運用を自社ですべて補おうと、適切な人員の確保、教育環境を用意してやってみたものの、なかなか思うように業務が回らず行き詰ってしまった…というケースも少なくありません。そんな「運用に失敗している状態」からいち早く抜け出すための奥の手として、プロに助言を求めたり、代行を依頼するという選択肢を持っておくべきです。失敗の原因はわかっているのに予算が無い!という歯がゆい状態を回避するため、この「奥の手」についてもあらかじめ予算を確保しておけば、万が一の事態にもうろたえる必要はありません。
ホームページを上手く運用するためのヒント
ホームページの運用において、失敗の原因となりやすいポイントをご紹介したところで、次は上手に運用するためのヒントを見ていきましょう。
運用のヒント①運用チームを組織する
ホームページの運用は1人の担当者が負担するのではなく、チームを組み、人材を育てながら行っていきます。コンテンツの作成や更新といったスキルは、一、二度やってみたからと身につくものではありません。チーム全員で修正と改善を繰り返す中で徐々にスキルがついていくのです。また、チーム内で役割を決めていたとしても、その担当者が不在の場合に他の人がサポートに入れるような体制作りや、日頃からチーム内で情報や知識の共有を充分に行うことが大切です。
運用のヒント②マニュアルを作る
ホームページの運用は、細々とした作業の積み重ねです。担当者が不在の場合でもサポートに入った人が代わりに対応できるよう、誰にでもわかりやすい作業工程のマニュアル作成は必須です。チームのそれぞれが経験したことやそこで得た知識を、このマニュアルに反映させておけば、仮にチームメンバーが変更になっても運用が止まることはないでしょう。自社でホームページを運用する場合は「虎の巻」を作成することをお勧めします。
運用のヒント③プロに頼ることも視野に入れておく
初めてのホームページ運用では、社内の担当者だけでは解決が難しい課題や想定していなかったトラブルに遭遇する場合があります。もし運用チームの中に高スキル者がいて、少し時間がかかっても解決できるのであれば別ですが、時間をかけても対応が難しいと判断した場合には、プロの力を借りることも必要です。ホームページの制作や運用を代行している会社には、さまざまな業種のホームページやコンテンツ制作のノウハウがあります。運用に限らず、SEO対策についても豊富な知識を持っているため、運営方法などについても相談し提案してもらうことができます。
ホームページを運用したことはなくても、普段私たちは多くのホームページを目にしています。それだけに、作ってさえしまえば運用は見よう見まねで何とかなるんじゃないか…という思考に陥りがちです。しかし、ホームページの運用には専門的かつ多様なスキル・知識が求められます。なおかつ、その失敗を誰かが教えてくれるわけでもなく、自ら気付いて改善しなければならないのです。
ゆでガエルになる前に御社のホームページをチェックしてみてください。もし、すでにゆでガエルになっていた…なんて時は、一度プロの手を借りてみてください。そうすれば(カエルと違って)きっとホームページは生き返るはずです。
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